劇場版 艦これ鑑賞

劇場版艦これは今日で公開から4週目になりましたが、私は今日初めて鑑賞してきました
今更って言わないでください(´;ω;｀)
観に行こうとは思ってましたが、絶対観に行きたいわけではなかったのでそのために予定を調整するの面倒だったし、今日は久しぶりの連休で暇を持て余していたので
(以下本編の内容に沿って感想を述べていくのでネタバレを多分に含みます。まだ観に行ってない方は注意してください)

冒頭は夜戦のシーンから始まりますが、非常にスピード感があるなあと
普通の軍艦はあんなに軽快な動きは不可能ですよね
ブラウザ版に慣れていると、敵味方ともに棒立ちで動かないまま砲雷撃戦してるから、リアルの軍艦同士の撃ちあいもこんなイメージなのかなと思ってましたが、やっぱ印象違いますね
現実と一番違うのは距離感だと思うんですけど、現実では何キロも離れた船を狙って、当たればラッキーな感じでとにかく数を撃つことになりますが、こっちでは至近距離に肉薄して必中させてますからね
特に天龍が刀を取り出して敵の砲撃を弾き飛ばした時は、もう軍艦じゃないだろってツッコミを入れたかったですが、そこは物理法則を無視したファンタジー要素を多分に含む作品なんだし、刀を使うのは天龍の個性だからということにしました

いやしかし、艦娘の火力、戦闘能力は恐ろしいですね
集中砲火したら一帯が火の海になりますし
元が軍艦だからと言われたらその火力も当然なんだけど、その基本設定をつい忘れがちになりますね


んで、戦闘後に一人の艦娘が海中より(全裸で)姿を現す
もしかして海域で勝利した時のドロップ艦ってこうやって出てくるんですか！？(笑)

でも事情は複雑なようで、その艦はアニメ中で轟沈した如月本人でした
別の如月なんじゃないのか？と思ったけどやっぱり同一艦らしい


宴会のシーンでは数えきれないほどの艦娘が登場しますが、描かれているだけでしゃべらない子もいたのかな？全部はチェックしきれませんが
でも鈴熊コンビが出てきて喋ってくれたシーンではちょっと感動してしまいましたw
鈴熊は愛宕に次いで2,3番目にケッコンした嫁ですから！特に鈴熊のセットが至高なんだよぉーー！！
でも、後半の出撃シーンでは艦隊に編成されるもセリフがほとんどなかったのが残念です


戻ってきた如月について加賀さんが語ってくれたのは衝撃の事実で、艦娘が轟沈すると深海棲艦に、深海棲艦を撃沈すると艦娘になるという！
深海棲艦についてはいまだに謎が多く、ゲーム内ではほとんど明らかにされていません
運営スタッフによる雑誌のインタビューなど、別のメディアで公式情報が出ているケースもありますが、そこまでフォローしきれないので私の世界設定に関する情報ソースは基本的にゲーム内のみです
なのでほかで公式情報が出ていても知りません(。-`ω-)

深海棲艦と同様に艦娘もまあ謎っちゃ謎なんですけどね
イベント海域の深部などで交戦する特殊な深海棲艦は意味深なセリフを言うことや、クリアするとその深海棲艦と似た姿の新艦娘がドロップすることなどから、深海棲艦を倒すと艦娘になるとか、深海棲艦は沈んだ艦娘のなれの果てだとかそういう説はかなり前からありましたが、これで公式で裏付けが取れたということになりますかね

しかしそれだと、この戦いは永遠に終わらないのでは…
そもそも艦娘と深海棲艦、先にこの世に生まれたのはどっちなのか…まるで鶏と卵はどっちが先なのかという問いに似てますが、恐らく艦娘が先…と言いたいところですが、深海棲艦に対抗するために艦娘が生み出されたとしたらまた話は変わってくる
うーんどっちなんだろ？悩んでも答えは出ませんが、加賀さんいわく、この戦いを終わらせるには、艦娘は誰一人沈んではいけないのだと
誰かが沈んだらまた深海棲艦が生まれるから、全員生存で全ての深海棲艦を駆逐すると
カッコいいじゃないですか！まるでファイ○ーエムブレムの鉄の掟みたいですね！
言われてみれば、ゲームでもプレイヤーは絶対に艦娘を轟沈させないように指揮するのが基本ですし、艦娘を轟沈させるということはそれだけ罪深くて悲しいことなんですね
一部の提督はドロップ艦を捨て艦として轟沈させるまで海域を周回させる鬼畜なことをさせてますが、まさかそういう輩がいるから深海棲艦はいなくならないのではw


話を進めますが、今回は深海棲艦の侵攻以外の異変として、海が赤く変色するという現象が発生
それってイベント海域の深部やんけw
あれって敵の制海権の強さを表したイメージだと思ってたんですが、本当に赤くなってたんだw
最近のイベントでは、海域をクリアすると赤い海が青く変化するという演出が追加されましたが、それにも何か意味があったのでしょうか？

しかも赤い海は見た目だけでなく、長時間航行すると偽装が損傷するという非常に厄介なギミックが！
これどうすんのよ、敵と戦闘する前にこっちがダメージ受けるんじゃ、最深部までなんて到達できないですよね？
っていうかこのスリップダメージの仕様がブラウザ版のイベント海域に実装されたら大炎上で艦これサービス終了待ったなしだなww
マスを進むたびに艦隊全員が割合ダメージ受けるとかだったら誰も得しないし、難易度以前のクソ仕様でしょう

しかし、吹雪だけはこの海域のスリップダメージを受けないという！
マジかよ！お約束の主人公補正？イベント特効艦か！？w
それだと、例えばイベント海域の史実艦とかはダメージを受けない仕様で実装してくる可能性はあるか…？
ゲームとしてはギリギリ成立、クリアは可能という水準にはなるだろうけど、それでも実装されたら反発は必至でしょうね


決戦の舞台は提督のトラウマ、アイアンボトムサウンドです
ゲームでは開幕いきなり夜戦になることもある海域ですが、劇場版でもやっぱり夜戦になるようです
夜戦では照明弾や探照灯も使っていて、探照灯を使うと敵に発見され集中砲火を受けてしまう点や、照射された敵を他の艦娘がクリティカルヒットで撃滅するところなんかがゲームと同じだなあと思いました

決戦となるアイアンボトムサウンドに出撃する艦は3隊の連合艦隊、そして泊地の防衛に長門を旗艦とする通常艦隊と、総勢42艦が作戦に参加します
ブラウザ版のイベント海域だと、最終海域などは連合艦隊に加え道中と決戦支援を出すから最大24艦を編成することになるけど、これだけの艦の装備を用意してキラ付けもしてたら凄く大変なのに、全42艦での編成とか想像もつかんねw
編成に何時間もかかりそう(;'∀')
あ！でもイベント海域って札で出撃する海域が区別されてるから、劇場版の編成も札付きでそれぞれ別の作戦海域を攻略していると解釈すれば合点がいくぞ！
なるほどね、これをイベント海域で再現すると泊地防衛の通常艦隊で1マップ、囮機動部隊の連合艦隊で2マップ、敵の中枢に突入する連合艦隊で1マップの構成になりそうですね(^^)


戦闘後の最後のシーンですが、深海棲艦がオイデオイデしてきて、悪堕ちした吹雪とか、深海棲艦になりかかってる如月が出てきたけど、結局どういうことなの？という感じで途中からわけわからなくなったので割とどうでもよくなりました
途中からどうなったのあれ？いや、別に興味ないので深いところまで知りたいとは思いませんけど
劇場版だから尺の関係もあるんだろうけど、後日談もあまりなく何か釈然としないまま閉幕しました


最初の方で如月が出てきたときは「あっ…」って思ったんですけど、アニメで如月が轟沈した件ではほんと荒れましたよね
特に如月を愛している提督の方は胸をえぐられるような思いだったんじゃないかと、心中お察しします

そんなことがあったのにここで如月を再登場させるとか、アニメで批判を受けての如月に対する配慮だったのかもしれないけど、これで喜ぶ如月提督ってあんまりいないんじゃないかなあ？
むしろその後の如月のひどい仕打ち、扱いは、一部の提督にとっては許しがたい冒涜だったのではないかと
深海棲艦に変化して苦しんだり、発狂する如月を誰が見たいと思う？
元の艦娘に戻すには深海棲艦になった如月を沈めるしかないっていうけど、それで元に戻るっていう保証はどこにもないよね？
救いようのない、絶望しかないじゃないか…

スタッフロール後のエピローグでは、艦娘になって帰還した如月と睦月が再会するシーンが挿入されたけど、それで今までの扱いが帳消しになって、良かったね、めでたしめでたしで丸く収めようとしてるけど、なんだかなあ…

今作で艦娘や深海棲艦に関する新しい知見が得られたことは今後につながるから良しとしますが、私はTVアニメの方が個人的に好きかな
あっちは戦闘以外にも日常のほのぼのパートがありましたが、劇場版は最初から最後まで9割近くがシリアスシーンだから、癒しシーンがほとんどなかったです…