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ミッションでは自軍の初期配置が擲弾兵2人と対戦車兵1人しかいないが、擲弾兵の能力を最大限に活かせるミッションとなっており、初期の3人だけでも攻略が可能だ
ただ、敵拠点までは多少距離があるので、2ターン目にミネルバを出撃させて直接指揮で進んだ方が早期にクリアできる
18章の2つ目のミッション、最終決戦というタイトルなんですけど、先にネタバレを言ってしまうと本当にこれが最終決戦でした
というわけで今作のラスボスは巨大潜航戦車
ベルガーが操る超大型の戦車で、潜水艦と同じように水中に潜航できるという無茶苦茶な機動性を誇る
戦車が水中を移動して浮き沈みできるってどういうテクノロジーなんだよ
潜水艦に履帯がついたものと考えればいいのかな?
武装は主砲1門と対戦車砲2門、機関銃座10門
主砲以外はヴォルツのヴルカンと同様、移動中に無限射撃できるというチート性能なので戦車の移動ルート上の近くにいるだけで歩兵も車両も甚大な被害を受けてしまう
また、戦車自体の重量により進路上にいる歩兵が戦車にひかれると即負傷退避(戦線復帰不能)になってしまうので、砲台を破壊しても不要に近づけない
戦車の移動ルート予測がマップ上に表示されるため、砲台を破壊するまではそのルートから一定の距離を保とう
この戦車の最も厄介な能力が氷の下に潜行して別の場所から出現すること
さらに、移動後に主砲や無数にある砲台で連続攻撃してくるため移動先近くに自軍ユニットがいた場合は対処のしようがない
潜航戦車の移動先はマップに表示される予測ルートで決まっているのだが、初見プレイ時だとそんなのわかるわけもないので初見殺しである
地上の制圧を進めて潜航戦車以外の敵を全滅させたらまずは戦車の副砲を破壊して攻撃力を奪う必要があるのだが、毎ターン長距離を移動するため攻撃隊がそれを追跡するのは簡単ではない
そこで5ターン目に発生する会話イベントから、指定されたポイントに支援兵を到達させると氷塊を爆破して潜航戦車の出入り口をふさぐことができる
2箇所とも塞ぐことで戦車は同じルートをループするようになるため、毎ターンマップ左側の海岸で行動終了する
これなら副砲の射程ぎりぎりまで接近して対戦車槍を撃ち込めるので、副砲を全て破壊したら支援兵で潜航戦車に梯子を設置し、上部のラジエーターを破壊する
しかしここで誤算だったのが、ラジエーターを1か所破壊すると他のラジエーターが格納され攻撃できなくなること
ラジエーターは次のターンに再び解放され攻撃可能になる
破壊すべきラジエーターは4箇所あるため、全て破壊するためには最短でも4ターンかかるのだ
万全の態勢を整えてから1ターンでまとめて破壊する作戦だったのに、これだったら多少強引にでも戦車に突撃して先手を打つべきだった
初回なのでクリアランクはそこまでこだわってはないけど、無駄なターンをかけすぎてしまった
ラジエーターを全て破壊したらいよいよ本体へ攻撃、かと思いきやその時点で作戦終了に
その後も続きのミッションに派生するとかはなく、そこからはエンディングへと続きました
確かに今作最強の敵だったけど、ラスボスというにはインパクトに欠けるんだよなあ
3の時もラストバトルは巨大兵器の破壊だったので、ラスボスと戦ってる感じがしなかった
やっぱり1や2みたいに人外の力を得た人間型の敵の方がラスボス感はあるよね
ミッション終了後、炎に包まれる艦内にクロードが単身飛び込みレイリィとアンジェを救出
沈みゆくセンチュリオンから脱出したところでスタッフロール!?
おいおいエピローグ一切なしかよ!
せめてもうちょっと最後に会話イベント用意しろよ!
スタッフロール中に主要人物のその後を描いたシーンが挿入されるけど、それもサイレントでセリフは一切なし
アンジェちゃんに至っては15章からここまで一つもセリフなかったぞ!?
アンジェちゃんの声が聞こえるみたいな演出はあったけど、ふざけんなよおい!!
アンジェちゃんの扱いが最後まで酷すぎるぞ!物語中の意味でも演出の意味でも!
もっとアンジェちゃんの無邪気な声が聞きたかったのによ~~(~_~;)
それに隊員たちの終戦後のエピソードは自室の資料に3行のコメントが追加されるのみで、主要キャラのクロードやレイリィでさえその後どうなったのかというエピローグは一切なし!
クリア後のデータをロードして一通り見て回ったけど、とにかく後日談が少なすぎるのだ!
1と3では主人公とヒロインが結婚して幸せな光景が描かれていたのにそういうのもない!
クロードとレイリィが結婚するのはありだと思ったのになあ
とにかく、本編のエピソードについてはこれで終了
総評を言わせてもらうと今作のシナリオはほとんどが絶望と胸糞悪い展開で、しかもエピローグが少なく胸のもやもやが全然消化されないまま放り投げられてしまいました
今回の後半のメインであったキグナス作戦は最高軍事機密だから詳細は語られないということで後日談も少なくなってるのかもしれないけど、結局「連邦の歪み」とか軍の体制、ヴァルキュリアの待遇はどうなったんだよ!
エンディング中のセリフのない数シーンだけで表面上を取り繕ってるだけで、全然何も解決してない、消化しきれてないじゃないか!
これはちょっと、今回の脚本は好きになれないなあ個人的に
心に溜まった胸糞悪いのが浄化されないまま終わってしまった感じ
前半でノーザンクロス作戦が瓦解した時は純粋な絶望だったけど、後半のキグナス作戦は絶望ではなくて狂気で、それが私の心を蝕んだ
ただ、そのあまりのネガティブさを表現するために私の感情をこの場でぶちまけたり、先の展開が心配になりすぎて夜も眠れなくなったのは貴重な経験といえるかもしれません
ちなみに今作の記事を投稿するにあたって掲載したスクショは、1作品をエンディングまで編集するのに使用した枚数としては今月で開設10周年を迎える当ブログにおいて過去最高(約460枚)を記録しました(^^)v
今作はシナリオ面だけでなく、刻一刻と戦況が変化するシミュレーションゲームなのでその両面を詳細にレビューしようとすると枚数が多くなっちゃいました(*'ω'*)
この1か月間ほぼ毎日欠かさずの更新だったので、プレイ時間よりも執筆、編集時間の方が長かったです(;・∀・)
次回からはクリア後の要素についてまとめるので、引き続きプレイを進めていきます
ここまでのプレイ時間は51時間でした
帝国兵を引き連れての登場だったが、彼には戦う意思は全くなく、クロードと対面できることを喜んでいた
クアイマリアもすっかり丸くなっちゃって、ひとまず良かった(^^)
しかし平穏な時もほんのつかの間、海中から出現した超巨大潜水艦が、アンジェを奪うべくセンチュリオンを海中に引きずりこもうとしたのだ!
指揮を執っているのはベルガー
こいつが最後に倒すべき敵か!
勝利条件は潜水艦にある6基のアンカー基部の破壊
潜水艦が作戦エリア外に出てしまうとミッション失敗となってしまうが、潜水艦は毎ターン移動航行を繰り返すため攻撃する機会は限られている
まずは地上の敵を排除、拠点制圧を進めて攻撃の機会を待つことになるが、ここで初見プレイ時ならではの大失敗
こちらの進軍スピードが速すぎて3ターン目に発生する潜水艦への搭乗ポイントを完全に通り過ぎてしまっていたのだ!Σ( ゚д゚ )
一刻を争うからって速攻で進軍してたのに、そうじゃなくて潜水艦の位置に合わせて並行して移動しないと行けなかったんですね!
一応潜水艦に乗り込まなくても戦車砲や対戦車槍で狙えるアンカー基部があるので、地上からでも少しでも打撃を与えておく
他の歩兵は仕方ないので地上の制圧進め、次に発生すると予想される搭乗ポイントに歩兵を集めておく
4ターン目にはCPを10以上余らせた状態で地上にいる敵を全滅させ、ユニットの移動以外にやることがなくなってしまう
5ターン目に再浮上した際に歩兵を乗り込ませるが、地上からの援護を当てにしていたため対戦車兵は一人しか乗り込ませず、目標を破壊しきる前に弾切れになってしまうのと、次の航行までに地上に戻らないとかなりヤバいことが分かった
しかし、マップ上では確認できない潜航装置というラジエーターを破壊することで、潜航を遅らせることができる
潜航装置に関する会話イベントが発生する前にそれを発見、破壊してしまったので順序が逆になったけどw
ミッションクリアでセンチュリオンの拘束は解かれたものの、ベルガーはすでに開かずの間に到達しており、あろうことかアンジェの起爆を開始してしまった!
何考えてんだ!ここで起爆したら自分も帝都も全部消し飛ぶというのに!
まさに絶体絶命の状況で、クロード達は起爆を阻止すべく戦いを挑む
でもここまで来たらなんかうまくいきそうな気がします
この前はクロードの手で起爆させられそうだったので万事休すって感じだったけど、今は敵の手によって起爆させられようとしており、それを阻止するために戦うんだから、阻止できなきゃ冗談ってもんでしょ
で、次のミッションのタイトルは「最終決戦」
あれ?なんかこれが最後の戦いみたいに言われてるけど、まだ終章じゃないのにこれで終わりなの?本当に?
プレイ時間は48時間
17章の2つ目のミッションはセンチュリオン艦内の機関室が戦場
内部にはニコラを含む帝国兵が多数進入しており、それらを蹴散らしながらクロードが目標地点に到達することが目的となる
ここで最も注意すべきなのがニコラの存在で、ニコラがクロードに接触するだけで敗北となってしまう
ニコラは偵察兵のためAPが多く、しかも2回行動するためマップのどこにいてもクロードの元に到達、接触される恐れがある
そのため、蒸気が噴出している場所で身を隠した状態で行動を終了しなければならない
機関室内は複雑な多層構造になっており、マップを見てもさっぱり構造がわからない
よく見ると目標地点までの小さい矢印や番号が書かれているので、マップを頭に叩き込んだら周囲をよく見ながら行動
狭い戦場のいたるところに敵が配置されているため敵の迎撃を受けるエリアが非常に広く、ダクト等の遮蔽物に身を隠さないとあっという間に蜂の巣にされてしまう
そのため、まずは周囲に敵がいない南側の自軍拠点のユニットを行動させ、マップの構造を観察しつつ近い場所にいる敵から排除しよう
その際、遠距離支援を得意とする擲弾兵は、このミッションでは擲弾が天井に当たるため全くといっていいほど役に立たない
機関室で擲弾をぶっ放すバカなんておるわけないよなあww
その辺は敵もわきまえているみたいで、敵軍にも擲弾兵や対戦車兵は出現しません(^^;)
なのでここは狙撃兵を活用しよう
自軍の初期配置は高所のため、下層に展開している敵兵を一方的に攻撃できます(運が悪いと回避されますが)
当然のように敵軍にも狙撃兵が配置されており、マップの広範囲を迎撃できる射程範囲は非常に危険なので最優先で排除すべし
ボスのニコラは偵察兵のため視野と迎撃範囲が広く、戦場が狭いため背後を取るだけでも苦労する
さらに前述したとおり2回行動する上、ニコラの攻撃および反撃は必ず急所に当ててくるというよくわからない仕様になっている
自分からの攻撃なら、歩兵の急所を狙うという強化AIで説明が付きますが、反撃では照準を操作できないはずなのでそれで急所に当たるというのは通常ではあり得ない
前のミッションのキアラはちゃんとオーダーで急所攻撃を使うので急所扱いになるんですが、ニコラはオーダーなしでも急所攻撃になるという特殊仕様なのだろうか?
その代わりキアラとは違いニコラは一度撃破すると大人しく撤退するので、ニコラがいなくなればクロードを蒸気に隠す必要はなくなる
あとはクロードの進軍ルートを迎撃範囲に捉えている突撃兵を他の仲間の攻撃で排除しよう
間違っても突撃兵のそばを駆け抜けたり、クロードで倒そうとしないこと
びっくりするほどダメージを受けるので、支援兵を同行させると安心です
クリア後、フォルセの目的と彼が見た連邦の歪みが明らかとなる
フォルセが従事した特殊任務とは、連邦各地で行われた非人道的行為、「ヴァルキュリア狩り」によって強制連行された少女の護衛だった
それはまさに国家ぐるみで行われたこの世界の暗部で、研究所に送られ実験体とされた少女は100人を超え、その大半は過酷な実験による苦痛で命を落としているという
フォルセはそんな彼女達を救い出そうと手引きするも失敗
その際に彼の命を救ったのが、そう、アンジェだったのだ
そして彼は誓った、アンジェを必ず救い出すと
そのために妹を身代わりとして帝国軍の大尉になり、その結果多くの人間の命を無差別に奪う非情な人間になった
そう、彼の目的はヴァルキュリア…アンジェを救い出すこと、ただそれだけだったのだ
あと一歩のところでアンジェに手が届かなかったフォルセは、最期にアンジェのことをクロードに託した
よりにもよってこれからアンジェを起爆させようとしている男にだ…
ひょっとすると、かつて友だったクロードを心のどこかで信じていたのかもしれない
これでわかった、フォルセは悪くない、悪いのはこの歪んだ世界だ
彼は彼が守りたいもののために戦った
ただ、その方法が間違っていた
戦争などは関係なく、この歪んだ世界そのものが、フォルセを狂わせたのだ
産業革命に伴う技術開発が続く限り、悲劇は繰り返されるだろう
主導しているのは世界の暗部
その歪みを正すため、一介の兵士には何ができるのだろう・・・
クロードはA2爆弾が爆発する最期の時まで艦内に残ることにしていた
今から行われる大量虐殺とアンジェの犠牲に対する償いと責任、といったところだろうか
起爆レバーに手をかけ、覚悟を決めたその時、誰もが予想だにしなかった事態が起こる
停戦条約・・・は?
戦闘行為をやめろって、帝国が仕組んだ罠としか思えなかったが、それは連邦側の放送だった
確かにタイミングは最悪だわな
あと数秒間違ってたら何もかも吹き飛んでいたというのに
あとで自室の資料を閲覧したところ、連邦側は自軍の消耗が深刻な域に達していることをかんがみ、だいぶ前から停戦を申し入れていたものの圧倒的優勢の帝国がそれを受け入れるはずが無かった
しかしA2爆弾の破壊力を知った帝国の上層部が、それを積んだセンチュリオンが帝都に突入したことを受けて急遽停戦に合意したため、このようなギリギリのタイミングになったとのこと
つまりこれは帝国の罠ではなく、公式に結ばれた停戦だったのだ
寸前のところで起爆を止められたクロードは怒りで拳を叩きつける
もう少し決断が早ければ起爆できたのに、それができなかった自分は弱虫のままだと
だがプレイヤーだけでなく、レイリィやカイ、死んでいったラズやフォルセも安堵で胸を撫で下ろしたに違いない
もし停戦締結の瞬間に起爆していれば、クロードは戦争終結の英雄ではなく大量虐殺の大罪人になっていただけでなく、報復が報復を呼ぶ泥沼の戦争に突入していたに違いない
なによりアンジェの命が救われた、喜ぶべきはこれに尽きるだろう
戦争は終わった
作戦は未遂だったが、クロード達はこのために戦ってきたのだ
しかしそこへ一石を投じる者がいた
それはミネルバだった
仲間の犠牲に報いるためには帝国を滅ぼす以外にない
ここで戦いをやめてしまっては、帝国を倒すために散っていった仲間の想いはどうなると
ミネルバの気持ちは痛いほどわかる
ミネルバの仲間はロナルドを残して全滅した
敵も同じ目に遭わせるなら、帝国を滅ぼす以外にないと考えるだろう
だが、戦争はもう終わっている
ここでレバーを引けば、起こるのは単なる大量虐殺だ
ミネルバが引き起こすそんな光景を、死んでいった仲間が見たらどう思うだろう
クロードの説得に、ミネルバはついに泣き崩れてしまった
いやーこのシーン、ミネルバが乱入してくる展開にとてもハラハラしました!
せっかくいい感じに終わろうとしていた矢先に何してくれちゃってんのよと!
このままミネルバがレバーを引いてしまうのか?銃撃戦になってクロードがミネルバを撃つのか?はたまたミネルバがヴァルキュリアの力に覚醒してラスボスとして立ちはだかるのか!?
いろんな展開を予想してしまいました
この瞬間思ったのが、ミネルバは巨乳でスタイルがいいというヴァルキュリアの身体的条件(笑)を満たしているし、F小隊が全滅した中ミネルバが生存できたのは実はヴァルキュリアの力によるものではなかったのかという説でした
そうなったら熱い展開じゃないですか!?ヴァルキュリアに覚醒したミネルバとラスボス戦になるなんて!
ミネルバはクロードのことを一生許さないって言ってるし、もし自分にヴァルキュリアの力があればクロードを倒してでも自分の信念を貫こうとすると思う
しかしまあ、帝国が停戦に応じるなんて、こんな展開は全く予想できなかった
俺があれほどアンジェを救って欲しいって叫んでるのにクロードが作戦をやめないから、途中からもうどうでもよくなって、何が正しいのかわからなくなって考えるのをやめたけど、結果的に起爆させなかったんだから良かったじゃないか
俺はクロードなら起爆させないって信じてたぜ(大嘘)
しかしこの先があまりにも不穏
なぜなら戦ヴァルシリーズは毎回、最後は終章で締めくくられるんだけど、17章の次は18章、まだ終章ですらないのだ!
断章ではないから戦闘が発生するのは確実だろうし、停戦が締結されたあとに発生する戦闘なんて絶対まともなものじゃないよね
負けを認めたくない帝国軍がゲリラ戦を仕掛けてくるとか、卑劣な連邦側の上層部がアンジェを引き渡す要請をしてきてそれに抗うとかか?
帝国サイドにはまだベルガーと、撤退したはずのニコラが残っているし、こいつらがアンジェを狙って攻撃してくる可能性も高い
まさかとは思うがベルガーの手で暴走させられたアンジェがラスボスだなんて胸糞展開とか、そういうのはやめてくれよほんと
いずれの展開にせよ、開かずの間につながれたままのアンジェが今後の展開の鍵を握っているのは間違いない
まずは次のエピソードで一刻も早く、レイリィとクロードがアンジェを開かずの間から解放して身の安全を確保してくれることを切に願います
プレイ時間は46時間40分
帝国の戦車による迎撃でもびくともしない戦艦が城壁や建造物を破壊して突き進む様はまさに侵略者そのもの
過去作ではガリアを侵略する帝国軍が陸上戦艦マーモットで首都ランドグリーズに侵攻するシーンがあったと思いますが、今回はそれとは完全に逆の立場になってますね
ミッションはA2爆弾を起爆するために帝国軍の侵攻を食い止め脱出路を確保するのが目的
もうアンジェを爆破させる作戦が着々と進んでるじゃねーか、クソが!
この作戦が今も各地で戦っている連邦軍に残された最後の希望だというのはわかっているけど、心のどこかで"そうならないこと"を願わずにはいられない
今のところその作戦をぶち壊してアンジェを救ってくれそうなのはフォルセだけだが、果たしてどうするつもりなのだろうか
万全の体勢で敵軍のど真ん中に突っ込んだとだけあって、準備が出来てない自軍は敵軍からの先制攻撃を受けることになる
当然といえば当然だが、プレイヤー側にとってはひとたまりも無い
リーダーとしてレイリィやカイも初期配置で出撃させたいけど、周囲は3台の敵戦車に囲まれており、さらにボスのキアラもオーダーで攻撃力を強化してから拠点に突っ込んで2回攻撃してくる
拠点効果で初撃をギリギリ耐えられたとしても、その後も2回、3回と波状攻撃を受けることを考えれば仲間の1,2名は撃破されてしまうのを覚悟しなければならない
撃破されるのが怖くて最初に歩兵を配置しなかったら、拠点ががら空きで敵に制圧されてゲームオーバーになる可能性も考えられるし、自軍の配置を減らせばそれだけ敵の攻撃が1人に集中するのでどの道撃破されてしまう
なのでここは犠牲を承知で出撃人数最大までユニットを配置すべきだろう
敵の行動パターンはランダム性が強く、リトライする度にキアラの進軍ルートや敵戦車の攻撃対象、さらには敵増援の出現位置まで変わってくるのでエネミーフェイズでどれだけ犠牲者が出るか、もしくは全員無事でこちらにフェイズが回ってくるかはほぼ運次第
さらにこのミッションの敵はAIが強化されているためか、車両に対して弱点のラジエーターを積極的に狙う傾向があり、弱点部に直撃して開幕で車両を失うか弾道が逸れて助かるかはランダムなので、それがリトライする度に結果が変わる運要素に拍車をかけている
ただ、何回かリトライで配置を変更すると敵戦車がこちらの車両よりもレイリィなど打たれ弱いユニットを優先して攻撃する傾向があることもわかり、レイリィの配置によっては敵戦車の砲弾が障害物にさえぎられ無駄弾を撃たせることもできるので、味方の生存率を高められる配置パターンがあるのも事実だ
全員が生存するまで配置変更とリトライを繰り返すのもアリだけど、支援兵がいれば瀕死になった味方を即座に復帰させられるし、破壊された車両はシップオーダーで復帰、すぐさま行動できるため味方がやられても体勢を立て直すことは可能だ
まずはハーフェン号とグローリー号で手分けして敵戦車を撃破したら、キアラの背後に回るようにして注意をそらし、突撃兵による不意打ちで彼女の脳汁をぶちまけてやろう(言い方w)
しかしなんということだろう、キアラは撃破しても次のターンにHP全快で拠点から再出撃してくる!
薬で復活するなんてどんだけ不死身なんだ…
でもちょっと考えてみると、支援兵の蘇生ラグナエイドも瀕死の味方を即復活させる効果があるから、それを自分で使用しているようなものだと考えればゲーム的には十分説明がつくな
でも頭部をマシンガンで蜂の巣にされても次のターンには完治してるって現実的に考えたらやっぱり怖すぎるわw
倒しても復活するからといって、接近してきたキアラを放置しておくのは危険
幸いキアラ自身の迎撃能力は大したことなく、戦車で向かえば完封できるので慣れてしまえば2,3CPで十分処理できる
これで1ターンの猶予ができるので、守りが手薄な拠点から順次制圧していこう
制圧すべき拠点は全部で5つあり、毎ターンランダムな場所から3ユニットの歩兵と戦車2台が増援要請される
要請された拠点を制圧すれば増援を阻止できるが、間に合わない場合はなぜか橋脚に設置してあるラグナボックスを破壊することで橋を崩落させ、敵の侵攻を食い止めることが出来る
その間に他の拠点を攻めることになるが、瓦礫で塞いだ拠点も最終的には制圧しに行かないといけない
その際路地を通るよりも戦車の砲撃で瓦礫を破壊した方が戦車も進軍できて手っ取り早い
拠点付近には瓦礫で足止めされている敵が溜まっているが、歩兵は一箇所に固まっているので砲弾か火炎放射による範囲攻撃でまとめて排除し、敵戦車はセオリー通りこちらの戦車で背後に回って破壊しよう
最終作戦(仮)というだけあり敵の数が非常に多く、その分やることも多いので戦闘開始からクリアまで1時間半、リトライした分を含めると2時間近くかかり、これまで経験したミッションで一番時間がかかりました
プレイ時間は45時間40分
作戦の真の目的を知り全指揮権を任されたクロードは、新型爆弾の「A2爆弾」を帝都で起爆させることが最終目的だと全兵士に告げる
成功すれば戦争は終結する…その時が目前に迫り、高まる士気
だが、1人だけその作戦を喜ばないものがいた
レイリィは、A2爆弾の正体がアンジェであることに気づいていたのだ
当然クロードは兵士に、そのようなことは伝えていない
アンジェはセンチュリオンの兵士にとって天使、アイドルのような存在だ
真実を話せば必ず異を唱えるものが現れ、作戦どころではなくなってしまうだろう
クロード・・・お前ならアンジェを爆弾にすることなんてしない、必ずなにか別の策を打ち出すと信じていたのに!見損なったぞクロードォー!!
だが、この作戦がどれほど狂気で罪深いものなのかはクロードが一番良くわかっていた
作戦が成功すればアンジェだけじゃない、帝都に住む数百万の市民を消し去ることになる
それで戦争が終わったとしても、一体どれだけの業を背負わなければならないのだろうか
それでも、この作戦のためにすでに数百万の兵士が犠牲になっている
その犠牲に報いるために、全てを失ってでも必ずやり遂げなければならない
クロードはその責任を、そして大罪を1人で抱え込もうとしていた
しかし、そんなクロードにレイリィが語りかける
ラグナイト爆縮技術の研究を行ったのは自分の父で、自分がその技術を連邦に持ち込んだことで完成した
つまり、アンジェをセンチュリオンの動力とし、爆弾にしてしまったのはレイリィの研究が原因とも言えたのだ
そしてレイリィのその研究成果が、これから大勢の人間の命を奪うことになる
自分にはクロード以上の責任がある、これから起こることの全てを見届け、背負わなければならない
・・・・もはや誰を責めることもできない
何もかもが引き返せないところ、取り返しのつかないところまで来てしまっている
そもそも、作戦が成功する保証などどこにもない
アンジェの爆弾は作動せず、乗組員全員が殺害される可能性だってある
果たしてこの作戦のどこに希望があるというのだろうか…
帝都への道中、フォルセが仕掛けた高電圧ネットによってセンチュリオンが身動きできなくなってしまう
クロードが最初に思いついた策は、制圧部隊が電源装置を破壊し、その隙にネットを突破するというもの
だがクロードはこの作戦をすぐに却下
なぜなら、電源装置を破壊してもすぐに予備電源が作動する恐れがあり、その前に全速力で敵陣を突破しなければならないため、制圧部隊を回収することができない
それはすなわち、部隊に参加したものは必ず死ぬという、まさに文字通り決死の作戦だったのだ
窮地を打破し、キグナス作戦を遂行するためとはいえ、仲間の死を前提とした悪魔の策を立案してしまったクロードは激しく後悔する
最小限の犠牲で最大の戦果を上げる、それは命を軽視する戦争的な考え方に他ならず、やっていることはフォルセと全く変わらなかったのだ
クロードのせいじゃないのはわかっている
でもこれが、戦争が人を変えるってことなんだなと実感
ミッションの隊員配置では、かつてないほどの重圧がプレイヤーにのしかかることになる
強制出撃となるラズと、それに随伴する隊員一名
今までのエピソードの流れは冗談ではなく、出撃させたラズと任意の隊員はこのミッションで死ぬことになる
まさに人柱、生贄を選ぶのと同じで、それをプレイヤーが選抜しなければならない!
さらにこの時、隊員を配置すると自分の死を覚悟する専用のセリフが再生される
このセリフ、ここでしか聴けないので仮配置して聴けるだけ聴いたんですが、選ばれて光栄だという者、最後まで楽しもうとする者、自分を奮い立たせる者、亡くなった大切な人に会いに行けるという者などその心境は様々で、プレイヤーの精神が削り取られるような感覚です
一体誰を選べば…ッ!!
一旦冷静になってゲーム的に考えよう
ラズに随伴するんだから前衛は任せるとしてそれをフォローできる兵科が良さそう
ただ、視界が悪い中での隠密行動なのを考えると敵と至近距離で接敵する可能性があるから狙撃兵や擲弾兵のような後方支援用の兵科は適さないだろう
偵察兵もラズより先に突っ走るわけには行かない
敵に戦車や砲台がいた場合は対戦車兵が欲しいけどそれ以外の歩兵には対応できないから、ここは戦車と遭遇しないことを祈って迫撃槍装備の対戦車兵を出すことに
あと、隊員断章がまだ発生していないユニットをここで失うと断章が発生しなくなるため、すでに断章攻略済みで思い残すことが無い隊員を選抜した
ミッション中はターン毎にホワイトアウトが発生
煙幕と同程度の最高クラスの視界の悪さで、敵と接触するくらいに近づかないと発見できない
逆に言うとこの状態なら敵のトーチカや擲弾兵がほぼ機能しなくなるため、迎撃されずに通り抜けることが可能
ホワイトアウトが収まると通常の視界に戻り、遠方にいる敵を発見できるためそのターンに狙撃兵や擲弾兵で邪魔な敵を排除しておくと後が楽になる
ラズ達の行動を阻害する敵はあまり多くなく、倒さず放っておいても無害な敵が結構いるのでミッションの難易度は比較的易しめでした
勝利条件を達成すると、ラズに随伴させたユニットが追っ手を食い止めるため一人で残るという会話イベントが発生
またブックモードに戻ると、ラズと随伴したキャラの遺留品という名の専用アイテムを取得できる
いずれも汎用ではなくそのキャラ専用のイベントとなっており非常にドラマチック
これ、全キャラ分のセリフとアイテム見たいんだけど、そのために一体何回仲間を殺さなければならないのだろう?
動画でそのシーンだけまとめたやつとかないかな、今度探してみよう
今回選んだ老兵(カイゲル)なら、若者に未来を託すからまあ死に役としては適任かなって思えるけど、でもか弱い女の子が死ぬ間際のシーンとその遺留品なんて見たくないなあ
強制敗北イベントとか、そんな生易しいものじゃないもん
今までのシリーズでユニットを一人生贄にすることなんてあったっけ?
無かったと思うけどなあ
一つ思い浮かんだのは他シリーズになっちゃうけど、ファイアーエムブレム聖戦の系譜の10章で、ラスボスのユリウスとその恋人イシュタルが規格外の強さで、自軍ユニット一人をあえて差し出して撃破されることでその二人が撤退するというシーン
でもやり方によっては恋人の方を倒して撤退させるという方法もあって、それを実践したのは2周目以降になったんだけどね
ラズの死に打ちのめされながらも帝都に向けて進む一行
ラズのことは仲間を救うための英雄的な戦死だったからそれはそれで感動的だったけど、アンジェはどうなるんだよ?
この作戦はアンジェを爆破して殺すことが前提の作戦だ!
だがそれを知っているのはクロードとレイリィだけ!
誰もアンジェを救おうとしてくれる者がいない!
どうしよう!このままじゃアンジェが連邦の思惑通りに殺されてしまう!!
この世界に神はいないのか!?いるならアンジェを助けてやってくれよーーー頼むよーーッ!!!
なんでアンジェがクロードの持つ起爆キーに殺されなきゃならないんだよおー…
博物総覧にはヴァルキュリア爆弾という項目が追加されていました
A2爆弾とは、2番艦に搭載された「弾頭」の少女の頭文字…
連邦はヴァルキュリアを、生身の戦闘能力で敵を圧倒するのではなく、意のままに操れる戦略兵器として運用することを重視していたのだ
そして本人の意思とは関係なく、外部からの制御で爆弾として利用できる技術も導入していた
先に起爆させられた1番艦キャバリエも、乗船していたヴァルキュリアの少女の意思とは関係なく、無理やり起爆させられたに違いない
その時の心の叫びを近くにいたクライマリアが察知したことで彼女やヴォルツは爆破範囲から逃れることができたのだが、その時の少女は一体どれほどの苦しみ、どれほどの痛みだったのか、常人には想像することさえできない
こんなにも筆舌しがたい悪魔の所業、カイが言っていた「連邦は歪んでいる」という言葉、そして帝国に寝返ってまでこの歪んだ世界を正そうとしているのが、今ならはっきりとわかる
これでは本当に、連邦と帝国のどちらが正義かなんてわかったもんじゃない
むしろセルベリアのように戦場で英雄として戦わせている帝国軍の方がまだ有情なのではないか、そんな気さえしてくる
でも帝国だって、研究所に大勢の少女を収監し、連日人体実験と解剖を繰り返し、不適合だった場合は「廃棄」するという、こちらも吐き気が止まらないほどのおぞましいことをやっている
こんな地獄のような世界でヴァルキュリアはどうやって生きていけばいいというのか
これは戦争なんだから、一人の個人的な感情で動くことは許されない
少女一人の犠牲により、散っていった数百万の犠牲が報われ、戦争が終結するなら誰もがその選択を支持するだろう
だが、戦場で銃に撃たれて死ぬのと主人公が起爆ボタンを押して少女を爆破するのとでは話が違うだろ!!
そんなことをすれば、たとえ戦争を終結させた英雄として称えられても、俺の一番大事なものを奪ったクロードを、納得のいく結末が用意されない限り、俺は一生軽蔑するぞ!!
この際神でも悪魔でも何でもいいからヴァルキュリアを…さしあたってはアンジェを救ってほしい
1番艦と3番艦にもいたはずのヴァルキュリアはもう死んでしまったけど、アンジェだけは何とか・・・!!
・・・というのが昨日の夜のことで、ベッドに入ってもそのことで頭がぐるぐる回って気分が悪くなって全然寝られなかったです
なんで私がこんな思いをしないといけないのだ…この気持ちは誰にぶつければいいんだ
ちょっと、ゲームの登場人物に感情移入しすぎて頭がおかしくなったみたいです
今はとにかく物語を進めて自分の目で結末を見る、この胸のもやもやを拭い去るにはそれしかなさそうです
何か、最後のエピローグだけは戦い抜いて良かったと思えるような結末にしてほしい
救いのないバッドエンドだけは勘弁してください(T_T)
これ以上私を絶望させないで・・・私生活に支障をきたすから・・・
プレイ時間は43時間30分
12 | 2025/01 | 02 |
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