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主にゲームとかやってて思った事を書いてみる日記  ゲームのネタばれには注意してくださいね
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だいぶ前から公開されていました劇場版ガールズ&パンツァーですが、地元の映画館でようやく上映が始まったので先日友人と観に行ってきました
映画の内容は全然調べずにきたんですけど、前評判はかなりいいみたいで、鑑賞した人はみんな一様にこう唱えます

「ガルパンはいいぞ」


私はアニメは全話視聴したし、PSVita版のゲームも持っているのですが、アニメは1回見ただけですし、ゲームもエンディング見ただけでその後のやりこみはしなかったので、それほどマニアではありません
それどころか、どちらかというとガルパンというコンテンツにそこまで魅力を感じてはいませんでした

まず前提として、私は試合に勝つか負けるかが描かれるだけのスポーツ形の作品は好みではありません
物語として試合や大会に出場する流れである以上、最後には勝利で終わらないと締まらないため、結末がワンパターンに思えてしまうんですよ
もちろん、作品の魅力としてはその試合に勝つまでにどのような道のりを歩むのかという途中経過が重要なのはわかるし、キャラクター同士のからみとか熱い友情が見所なのもわかる
でも、登場人物が多くなるほどその人物に焦点を当てて設定を掘り下げるのが難しくなるので、キャラに対する愛着がもてなくなってしまいます

ガルパンで一番残念なのはその点で、原作アニメは1クールしかないのに登場人物が非常に多いため、キャラ一人ひとりの日常生活とか、試合以外の場面で見られる意外な一面とかが少なくて、主要メンバー(この場合あんこうさんチーム)以外の後から出てきたキャラに魅力を感じないし、最後まで観終わっても名前が覚えられないんですよ
だから全体の構成として、話数を2クールにしてもっとチームごとの日常風景を描いてくれれば、試合に挑む彼女たちへの印象も変わると思うんです


私は劇場版を鑑賞するにあたって、観終わった後には例のフレーズ、「ガルパンはいいぞ」をつぶやくと宣言したのですが、本当にその言葉を嘘偽りなく発せられるのかどうかわかりませんでした
もしかしたら冗談でも流れでそう言う事になるのかなと


*ここから先は映画の内容についてネタバレを語ります
すでに公開から期間が経過しているとはいえ、私と同じく地方の方でまだ上映されてなくてこれから観にいくという方もいるかもしれないので、もしそのような方がいたら閲覧はご遠慮された方がいいかもしれません

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まず本編が始まったらすぐ大洗町を戦場とした試合の場面から入るのですが、ここで町の道路とか建物を遠慮なしに破壊の限りを尽くす行為が理解に苦しみました
なぜこれほど町を壊されても住民は平然としていられるのか
試合を1回行うたびにどれほどの経済的損害をこうむるのか、そればっかり考えてしまいます

ガルパンの世界観は基本的に、モンスターや魔法が存在するファンタジーでもないし、超技術が発達した近未来ものでもないので、私たちが生活するこちらの世界と基本的には変わりありません
ただ、戦車道というスポーツと、それを実現できる戦車や学園艦といった技術が存在していることが違いで、それに伴い価値観や共通意識、一言で言えば常識が、私たちのそれとは異なっているのでしょう
でもだからと言って、一つの町をさも戦争の侵略者のように破壊して、一歩間違えば競技者だけでなく大勢の観客を巻き込んで多数の死者が出る大惨事になるかもしれないのに、どうして平然と競技として、娯楽として成立しているのか、この世界の住民の頭の中が、いやこの世界そのものが私には理解できません

SFとかファンタジーの世界なら、魔法が使えたり、あるいはバーチャル空間で試合を行ったりと何でもありなので、そういうものなんだと納得できます
ですがガルパンはなまじ私たちの世界設定がベースになっているために、現実と非現実が入り混じってしまって割り切れないんです
だって作中で何にも説明してくれないんだもん
あの学園艦がなぜ存在しているのかも大きな謎で、その世界設定に関して納得のいく説明が欲しいと以前から思っています

ああ、やっぱり私の感覚はガルパンの世界とは合わないのかなと、作品の序盤で不安になってしまいました

んでそのあとの学園廃校のくだり
細かいことは省きますが、ほんとに胸糞悪い展開ですよね
しかしあの会長の行動力とコネクション、有能すぎますよね
一体何者なんでしょうw
でもこれで試合が決まったことで、この試合に勝ってハッピーエンドという流れが見えましたね
物語上試合になったら必ず勝つようにできてるんですよ

でも30輌VS8輌は、いかに主人公補正がかかっているとはいえ、あまりにも戦力差がありすぎる状況でどのように戦うのか、観ている私としても気が気でなかった
試合直前になって隊長同士が対面する場面でも不安を隠せないみほを見て、誰か助っ人でも出てきてくれないかなあと、起こりもしない神展開を、心の隅っこで一瞬だけ望んでしまいました

しかしその次の瞬間、お姉ちゃんが戦場に現れて参戦を表明した瞬間、「おっしゃあああーーーー!!!」と、私の中のボルテージが一気に最高潮に達したんですよ!!
それだけでも光明が見えたというのに、その後も続々と他の学園が味方として駆けつけてくれて、これはめちゃくちゃ強い!まさに鬼に金棒!絶対に勝てると思いましたね!!

私はね、この、前に敵として戦った相手が味方になって共闘してくれる展開が大好きなんですよ!
昨日の敵は今日の友ってやつです
特に今回は1校だけでなく、今までに戦った全ての学園が連合で味方として戦ってくれるという、これ以上ないくらいのオールスター夢の競演!ドリームマッチ!
これ以上熱い展開が他にありますか!?
いやーほんとに、良くぞやってくれたってかんじでした


あとはもう試合に勝って廃校免れてエンディングでした(1行で終わったw)

最後に決着がついて2,3分でスタッフロールになり、その後のエピローグとかも無く閉幕したのはなんかあっけなかったというか、もう1,2シーン欲しかったところだけど、これでよかったのかもしれませんね
エンディングでその後の様子が映像でだけ流れていましたが、それを観てあとは視聴者が脳内補完して下さいってことですね


いやー・・・「ガルパンはいいぞ」

観る前はちゃんと言えるか半信半疑だったんですが、観終わった後なら本心からそう言えます
今ならその言葉の真意がわかります
作品の感想を述べるにあたって、見所、熱い点が多くて全てを語ろうとすると長くなりすぎるから、それらを集約して一つのフレーズにまとめた結果が、「ガルパンはいいぞ」なんです
ガルパンの良さを語るのに、もはや言葉は要らないんです
ガルパンおじさん(今や私も同類ですがw)が洗脳されているかのように口をそろえて言っているフレーズですが、実はたくさんの想いが込められた言葉なんですよ

さて、おかげでガルパンの虜になってしまったので、これで晴れてガルパンおじさんの仲間入りですw
久しぶりにVita版のガルパンやりたくなったなあ
ほんとうにやるかは別ですが(;´∀`)
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